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皮膚科:再発するヘルペスの治療
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などで、ストレスのかかる日々をお過ごしの方が多いと思います。皮膚科の診療をしていますと、感染症の一つである、ヘルペスウイルス感染症をよく見かけます。
特徴としては、発疹が口の周りに見られることが多い「口唇ヘルペス」をはじめ、顔、その他の皮膚、陰部など、様々な部位に見られます。ストレスや免疫力低下などで、1度だけではなく、再発を繰り返す方も多くいらっしゃいます。
再発を繰り返す方で受診された場合、①受診時の治療薬と、②次回再発した場合に自己判断で速やかに内服する薬を合わせて、1回の受診で処方できる薬があります(下記参考)。
再発性単純ヘルペスに対する患者判断の内服治療について(マルホ株式会社ホームページ(参考リンク先)
ヘルペスが再発する際に、患者さん自身で「うずく」「むずがゆい」「チクチクする」など、再発する予兆がわかる方が多くいらっしゃるため、病院受診をせず、自宅で治療が迅速に行えるメリットがあります。
まだまだあまり知られていないようですので、受診時は説明させていただきますと、患者さんから初めて聞きました!と言われることが多いです。
当院では休日、祝日も診療しているため、受診は比較的しやすい方かと思いますが、自己判断で治療できる疾患・薬剤もあるため、お悩みの方は是非ご相談ください。
院長 水上 潤哉