皮膚科

皮膚科のご案内
当院では、アトピー性皮膚炎、じんましん、湿疹、ニキビ、水虫、いぼ、巻き爪など、子どもから大人まで幅広い皮膚の疾患に対応しております。患者さま一人ひとりの症状や生活環境に合わせた適切な治療を行い、できるだけ負担の少ない方法で改善を目指します。また、日常のスキンケアや生活習慣のアドバイスも行い、再発予防にも力を入れています。
「この症状は皮膚科で診てもらうべき?」と迷われる場合も、どうぞお気軽にご相談ください。患者さまの不安を和らげ、安心して治療を受けていただけるよう、丁寧な診療を心がけています。
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時間帯を限定しておりますので、先ずはクリニックにお電話下さい。
診療時間
内科/皮膚科 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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10:00~12:45 | ×️ | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
15:00~18:30 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |

一般皮膚科
- かゆみや赤みが続く
- 皮膚にできものやブツブツがある
- じんましんや湿疹が出やすい
- 爪の変色や厚みが気になる
- にきびが治りにくい・跡が残る
- 水ぶくれやただれがある
当院の一般皮膚科では、お子さまから大人まで、さまざまな皮膚のトラブルに対応しております。皮膚は外部環境から体を守る大切な役割を持っていますが、刺激や病原菌の影響を受けやすく、かゆみや痛み、赤みなどの症状が現れることがあります。気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
主な診療内容
以下のような皮膚疾患の診察・治療を行っています。
湿疹・かぶれ(接触皮膚炎)
金属・化粧品・洗剤などの刺激によるかぶれや、アトピー性皮膚炎などの慢性的な湿疹。
じんましん
突然、皮膚が赤く腫れ、かゆみを伴う症状。アレルギーやストレス、体調不良などが原因となることも。
アトピー性皮膚炎
慢性的に皮膚が乾燥し、かゆみを伴う炎症が続く疾患。生活習慣やスキンケアの指導も行います。
にきび(尋常性ざ瘡)
思春期や大人になってからのにきび、にきび跡の治療。炎症を抑える外用薬・内服薬による治療を行います。
水虫・爪水虫(白癬)
足のかゆみや皮むけ、爪の変色などを引き起こす真菌感染症。外用薬・内服薬による治療を行います。
帯状疱疹・口唇ヘルペス
ピリピリとした痛みを伴う帯状疱疹、唇や口の周りに水ぶくれができる口唇ヘルペスの治療。抗ウイルス薬による早期対応が重要です。
イボ・水いぼ(ウイルス性疣贅・伝染性軟属腫)
ヒトパピローマウイルスや伝染性軟属腫ウイルスによる皮膚のイボの治療。液体窒素や外用薬を用いて除去します。
とびひ(伝染性膿痂疹)
小さなお子さまに多く見られる、細菌による皮膚感染症。かゆみや水ぶくれが広がるため、早めの治療が大切です。
乾癬(かんせん)
皮膚が赤く盛り上がり、銀白色のかさぶたのようなものができる慢性疾患。炎症を抑える治療を行います。
ほくろ・皮膚腫瘍
良性・悪性の皮膚腫瘍の診察を行い、必要に応じて検査・治療を行います。
やけど・傷(創傷処置)
軽度のやけどや切り傷・すり傷の処置を行います。
皮膚のトラブルは放置すると悪化することもあります。気になる症状がある場合は、お早めにご受診ください。
にきび(尋常性ざ瘡)
にきびは、毛穴に皮脂や古い角質が詰まり、炎症を起こす皮膚の疾患です。思春期に多く見られますが、大人になってからも発症することがあり、「大人にきび」と呼ばれることもあります。顔だけでなく、背中や胸など皮脂の分泌が多い部位にもできることがあります。
にきびの種類
にきびは進行の程度によって、いくつかの種類に分かれます。
- 白にきび(閉鎖面皰):毛穴が詰まり、皮膚の表面に白っぽい小さな膨らみができる状態。
- 黒にきび(開放面皰):毛穴の詰まりが酸化し、黒ずんで見える状態。
- 赤にきび(炎症性丘疹):毛穴の中でアクネ菌が増殖し、炎症を起こした状態。
- 黄にきび(膿疱):炎症が進み、膿をもった状態。
- しこりにきび(結節・嚢腫):炎症が深くまで進行し、硬いしこりができる状態。
原因
にきびは、以下のような要因が重なることで発症します。
- 皮脂の過剰分泌:ホルモンバランスの乱れやストレスが影響。
- 毛穴の詰まり:ターンオーバーの乱れや洗顔不足など。
- アクネ菌の増殖:皮脂を栄養源にするアクネ菌が増えると炎症が悪化。
- 生活習慣の影響:食生活の乱れ、睡眠不足、ストレスなどが関与。
治療とスキンケア
にきびの治療には、症状に応じた外用薬・内服薬を使用します。
- 外用薬:毛穴の詰まりを防ぐもの、炎症を抑えるものなど。
- 内服薬:抗生物質やビタミン剤、ホルモンバランスを整える薬など。
- 生活習慣の改善:バランスの良い食事、十分な睡眠、正しいスキンケアが重要。
にきびを防ぐポイント
- 1日2回、優しく洗顔する(ゴシゴシ洗いはNG)
- ノンコメドジェニックの化粧品を使用する
- バランスの良い食事を心がける(脂っこいもの・糖質の摂りすぎに注意)
- 質の良い睡眠をとる(夜更かしはにきびの悪化につながる)
- ストレスをためない
にきびは放置すると痕になってしまうこともあります。症状が続く場合は、早めにご相談ください。
蕁麻疹 (じんましん)
- 蕁麻疹が繰り返し出る
- かゆみが強く、日常生活に支障がある
- 唇や喉の腫れ、呼吸のしづらさがある(※すぐに医療機関を受診してください)
突然、皮膚に赤みやかゆみが出て、時間が経つと消える… そのような症状でお悩みではありませんか?
蕁麻疹は、皮膚に赤い膨らみ(膨疹)が現れ、かゆみを伴う疾患です。症状は数時間で消えることもあれば、繰り返し出現し、長期間続くこともあります。原因はさまざまで、食べ物やストレス、アレルギー、感染症などが関係していることもあります。
当院では、蕁麻疹の原因を丁寧に探り、適切な治療を提供します。
蕁麻疹の主な症状
- 皮膚に突然現れる赤い膨らみ(膨疹)
- 強いかゆみやチクチクした刺激感
- 数時間~1日以内に跡を残さず消えるが、繰り返し出ることもある
- 重症の場合、喉の腫れや呼吸困難を伴うことがある(要注意)
蕁麻疹の主な原因
- 食べ物や薬剤(魚介類、卵、乳製品、特定の薬など)
- 気温の変化(寒暖差、発汗、日光など)
- ストレスや疲労
- 感染症やアレルギー
- 原因不明(特発性)
当院での治療について
- 抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬の処方:症状を抑えるための内服薬を中心に治療します。
- 生活習慣のアドバイス:症状を悪化させる要因を避ける方法をご提案します。
- 必要に応じた検査:慢性蕁麻疹の場合、血液検査などを行い、原因を詳しく調べます。
蕁麻疹は適切な治療で改善できます。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
クリニックの診療方針や対象患者層に合わせて調整できますので、ご希望があればお知らせください!
やけど
- 皮膚がただれている、白くなっている
- 水ぶくれが広範囲にできている
- 顔・手足・関節など、目立つ場所にやけどを負った
- 強い痛みが続く、または痛みを感じない
- やけどの部分が赤く腫れ、膿が出る(感染の疑い)
やけど(熱傷)は、高温の液体や火、熱い物質、蒸気、化学物質などによって皮膚が損傷を受ける状態です。程度によって症状や治療方法が異なり、適切な処置を行うことで跡を残さず回復できる場合もあります。
やけどの分類
やけどは、皮膚の損傷の深さによって以下のように分類されます。
- Ⅰ度(軽度):表皮のみが損傷し、赤みやヒリヒリとした痛みを伴う。通常、数日で回復。
- Ⅱ度(中等度):皮膚の奥(真皮)まで損傷し、水ぶくれができる。深い場合は痕が残ることも。
- Ⅲ度(重度):皮膚の全層が損傷し、皮膚が白くなったり黒く焦げたりする。痛みを感じにくく、手術が必要になることも。
やけどの応急処置
やけどをした際は、適切な対応が重要です。
1. すぐに冷やす:
やけどをした部分を15〜30分間、流水で冷やす。氷を直接当てるのは避ける。
2. 患部を清潔に保つ
服がくっついている場合は無理に剥がさず、汚れを避ける。
3. 水ぶくれはつぶさない
感染を防ぐために、水ぶくれはできるだけ触らない。
4. 必要に応じて病院へ
広範囲のやけど、顔・手足・関節部位のやけど、痛みが強い場合は早めに受診を。
やけどの治療
やけどの程度に応じて、以下の治療を行います。
- 外用薬:炎症を抑える軟膏や抗生剤入りの薬を使用。
- 被覆材(ドレッシング):湿潤療法により、皮膚の回復を促進。
- 痛み止め・抗生剤:感染や痛みを抑えるために使用することも。
- 手術(重度の場合):皮膚移植などが必要になることも。
やけど跡を残さないために
- かさぶたを無理に剥がさない
- 乾燥を防ぐために保湿を心がける
- 紫外線対策を行い、色素沈着を防ぐ
やけどは適切な治療を行うことで、回復を早めることができます。気になる症状があれば、お早めにご相談ください。
感染症
- 皮膚に赤み・腫れ・水ぶくれが広がっている
- かゆみや痛みが続いている
- 発熱やリンパの腫れを伴う
- 繰り返し同じ症状が出る
皮膚の赤みや腫れ、水ぶくれ、かゆみなどの症状でお困りではありませんか?
皮膚の感染症は、細菌・ウイルス・真菌(カビ)などが皮膚に感染して発症します。放置すると症状が悪化したり、周囲に感染を広げたりすることもあるため、早めの治療が大切です。
当院では、感染症の種類を見極め、適切な治療を行います。皮膚の感染症は、早期治療が大切です。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
皮膚の感染症の種類と主な症状
細菌による感染症
- とびひ(伝染性膿痂疹):水ぶくれやかさぶたができ、周囲に広がる。特に子どもに多い。
- 蜂窩織炎(ほうかしきえん):皮膚が赤く腫れ、熱感や痛みを伴う。発熱することも。
- 丹毒(たんどく):顔や脚に境界のはっきりした赤みや腫れが出る。発熱を伴うことも。
ウイルスによる感染症
- 水いぼ(伝染性軟属腫):小さなツヤのある発疹ができ、子どもに多く見られる。
- 帯状疱疹:体の片側にピリピリした痛みと水ぶくれが出る。
- 単純ヘルペス:口元や性器に痛みを伴う水ぶくれができる。
真菌(カビ)による感染症
- 水虫(足白癬・爪白癬):足の指の間がジュクジュクする、皮がむける、爪が厚くなる。
- カンジダ症:皮膚のシワや口の中、陰部などに赤みや白いカスができる。
- 癜風(でんぷう):皮膚に白い斑点や茶色いシミのような発疹が出る。
当院での治療について
- 感染の種類に応じた薬の処方(抗生剤・抗ウイルス薬・抗真菌薬など)
- 症状に応じたスキンケアの指導
- 必要に応じて検査(培養検査・血液検査など)を実施
小児皮膚科
- かゆみや赤みが続く湿疹がある
- 皮膚にブツブツや水ぶくれができた
- じんましんが繰り返し出る
- おむつかぶれが治らない
- とびひや水いぼが広がっている
- あせもがひどく、かゆみが強い
- いぼや皮膚のできものが気になる
お子さまの皮膚は大人に比べて薄くデリケートなため、湿疹やかぶれ、感染症などの皮膚トラブルが起こりやすい特徴があります。小さな赤みやかゆみでも、放置すると悪化しやすいため、気になる症状があれば早めの受診をおすすめします。当院では、小児特有の皮膚疾患に幅広く対応し、お子さまの肌の健康をサポートします。お子さまの皮膚トラブルは、適切な治療とスキンケアで改善が期待できます。気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。
小児皮膚科で診療する主な疾患
乳児湿疹
新生児期から生後数か月の赤ちゃんに見られる湿疹で、皮脂の分泌や乾燥が原因となります。スキンケアや保湿が重要です。
アトピー性皮膚炎
慢性的に皮膚が乾燥し、かゆみを伴う湿疹が続く疾患です。スキンケアや生活習慣の見直し、必要に応じた薬物治療を行います。
おむつかぶれ(おむつ皮膚炎)
おむつ内の蒸れや刺激によって皮膚が赤くなり、ただれることがあります。適切なスキンケアや薬の使用で改善を図ります。
とびひ(伝染性膿痂疹)
細菌感染によって水ぶくれやかさぶたができ、触れると広がる皮膚の感染症です。抗菌薬による治療が必要です。
水いぼ(伝染性軟属腫)
ウイルスによる感染症で、皮膚に小さな光沢のあるブツブツができる疾患です。自然に治ることもありますが、拡大する場合は除去を行います。
あせも(汗疹)
暑い季節に汗腺が詰まり、小さな赤い発疹やかゆみが現れます。通気性のよい服装やスキンケアで予防・改善を図ります。
いぼ(ウイルス性疣贅)
ヒトパピローマウイルスによる皮膚のいぼで、手足などにできることが多いです。液体窒素や外用薬で治療を行います。
じんましん
突然、皮膚が赤く腫れ、かゆみを伴う疾患です。アレルギーや感染症、体調不良などが原因となることがあります。
手足口病
ウイルス感染による疾患で、手のひら・足の裏・口の中に小さな発疹や水ぶくれができます。多くは自然に治りますが、症状に応じたケアが必要です。
カンジダ皮膚炎・カビによる皮膚トラブル
カンジダや白癬菌(みずむし菌)による皮膚の炎症で、おむつかぶれや頭皮の炎症の原因になることがあります。抗真菌薬を使用して治療します。
陥入爪・巻き爪
陥入爪(かんにゅうそう)・巻き爪は、爪の端が皮膚に食い込んで炎症や痛みを引き起こす状態です。原因としては、深爪や合わない靴の使用、爪の形状の遺伝的要因、長時間の立ち仕事やスポーツなどが挙げられます。放置すると炎症が悪化し、膿がたまることもあるため、早めの治療が大切です。
当院では、症状の程度に応じた治療を行っています。軽度の場合は、正しい爪の切り方やテーピング、専用の矯正器具を用いた保存的治療を行い、痛みを和らげながら爪の正常な成長を促します。重症化している場合には、必要に応じて外科的処置も検討します。陥入爪や巻き爪は、適切なケアと治療で改善が可能です。「歩くたびに痛い」「爪の周りが赤く腫れている」などの症状でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
水虫(足白癬・爪白癬)
水虫は、白癬菌(はくせんきん)というカビの一種が皮膚や爪に感染することで発症する病気です。主に足の指の間やかかと、爪に症状が現れ、かゆみ、皮むけ、ひび割れ、爪の変色・変形などを引き起こします。
水虫は適切な治療を行わないと長期間続くことが多く、知らないうちに家族や周囲の方へ感染を広げてしまうこともあります。当院では、顕微鏡検査などで原因菌を特定し、症状に応じて外用薬や内服薬を用いた治療を行います。特に爪白癬(爪の水虫)は治療に時間がかかるため、早めの診断・治療が重要です。
「かゆみが続く」「足の皮がむける」「爪が白く濁ってきた」などの症状がある方は、お気軽にご相談ください。適切な治療と日常生活のケアを行うことで、水虫を根本から改善していきましょう。
みずいぼ(伝染性軟属腫)
みずいぼ(伝染性軟属腫)は、ウイルス(伝染性軟属腫ウイルス)が原因で皮膚にできる小さな水ぶくれのような発疹です。主に幼児から小学生の子どもに多く見られ、肌と肌の接触やタオル・プールなどを介して感染することがあります。
みずいぼは自然に治ることもありますが、広がると数が増えてしまい、かゆみや炎症を伴うことがあります。当院では、患者さまの年齢や症状に応じて、できるだけ負担の少ない方法で治療を行います。ピンセットでの摘除、外用薬の使用、スキンケア指導などを組み合わせ、適切な治療を進めていきます。
「なかなか治らない」「どんどん増えてきた」「子どもがかゆがっている」などのお悩みがある場合は、お気軽にご相談ください。お子さまの肌の状態に合わせた最適なケアをご提案いたします。