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内科外来:小児のPCR検査について
おはようございます。
3月頃から変異株による感染拡大が懸念されていましたが、今回の感染は小児にもかなり広がっているようです。
まだ、「なんとなくいつもの鼻風邪でしょう。」「まだ症状が軽いから検査しなくて良いです。」と言った声を聞くことがあります。
現状では、小児はワクチン接種対象ではないこと、以前は感染が少ないと言われていて治療や症状の経過の経験に乏しいこと、保育士の方の多くが年齢的に優先接種対象でなく、まだワクチン接種を受けられていないこと、などが問題に挙げられます。
新型コロナウイルス 感染症の対策は、一番に予防、感染対策です。疑われた場合に、しっかりと検査を受け、疑いがある場合には陰性が確認できるまで隔離することが重要です。
当院では唾液採取ができない年齢のお子様に関しましては、鼻の入り口付近で綿棒をこすり採取する方法を用いています。
画像の通り、以前のインフルエンザ検査のような痛みを伴いません(参考:ロシュ株式会社:https://www.roche-diagnostics.jp/ja/media/releases/2020_7_31.html、より改変)。
感染に留意した日常生活の維持が重要と思います。ご心配な症状、状況がございましたら検査を行いますのでご相談ください。
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当院の内科外来では、発熱、鼻水、咳、のどの痛み、腹痛、その他、一般的な診療を行なっています。また並行して、新型コロナウイルスのPCR検査を連日行なっております。感染拡大をこれ以上防ぐためにも、疑わしい症状の際にはお電話でご相談いただき、受診していただければと思います。
PCR検査(新型コロナウイルス感染症が疑われる症状の際)にかかる診療費:
通常診療料:約800-2500円程度(医療保険:1-3割負担の場合。土日祝日などで変動あり)
PCR検査料:0円(公費負担のため)
その他、各種検査(血液検査、レントゲン検査、インフルエンザ抗原迅速検査、超音波検査など)を行う場合には、負担割合に応じた保険診療となります。
私たち医療従事者も感染対策に留意しながら、診療を行なってまいります。
皆様が安心して生活できるよう、お困りの際にはご相談いただければと思います。
院長 水上潤哉