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「在宅医療で支える“もう一つの暮らし” 〜パーキンソン病やALSの方々と共に〜」
はじめに:在宅医療の魅力と挑戦
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
今日は、私たちが取り組んでいる「在宅医療」について少しお話しします。
訪問診療というと、少し特別な医療サービスに感じるかもしれませんが、実はこれこそが患者さんの“もう一つの暮らし”を支える医療です。
10年間続けているこの取り組みには、さまざまなストーリーが詰まっています。
在宅医療ってどんなことをするの?
私たち法人内の「さがみはらファミリークリニック」では、相模原市内、特に緑区や中央区の患者さんを対象に訪問診療を行っています。
年齢も病気もさまざまですが、共通しているのは「住み慣れた家で安心して暮らしたい」という想いです。
在宅医療では、医師がご自宅に伺い、診察や処置を行います。通院が難しい方にとって、このサービスは病気とともに生きる日常の大きな支えになっています。
訪問診療のご相談、どんな診療?などはホームページをご覧ください。
神経難病の患者さんと在宅医療
訪問診療を受けている患者さんの中には、パーキンソン病やALS(筋萎縮性側索硬化症)など、神経内科の病気を持つ方もいらっしゃいます。
これらの病気は、治療が必要なだけでなく、日々の生活そのものが大きな挑戦になります。
それでも、多くの方がご家族や訪問看護師さんと協力しながら前向きに暮らしている姿を見ると、私たちも元気をもらえます。
最近ALSに対する最新の治療薬が承認されたようです!NHKニュースより。
総合病院と在宅医療の連携が鍵
神経難病を持つ方の多くは、総合病院の神経内科での専門的な診療を受けながら、在宅医療を併用されています。
例えば、定期的な検査や専門医の診察は病院で、日々の診療や症状管理は訪問診療で行うといった形です。
これによって、患者さんもご家族も安心して生活できる環境が整います。
また、訪問診療の現場で気づいたことを病院の主治医と共有し、より良い治療方針を考えることもあります。
在宅医療で見える「小さな幸せ」
訪問診療の魅力は、患者さんやご家族と近い距離で接する中で、「小さな幸せ」を共有できることです。
例えば、訪問先で一緒に季節の花を眺めたり、ペットと触れ合ったりと、診療時間の合間にも心が温まる瞬間があります。
こうした日々の交流が、患者さんの生きる力になるのだと感じます。
おわりに:在宅医療をもっと身近に
在宅医療は決して特別な医療ではありません。「その人らしい生活を支える」ことを目標にしている、とても温かい取り組みです。
もし、ご家族やご友人の中で在宅医療に興味を持っている方がいらっしゃれば、ぜひご相談ください。
今後のブログでは、訪問診療での印象的なエピソードや、私たちのクリニックでの取り組みについて詳しくご紹介する予定です。最後までお読みいただき、ありがとうございました!
読者の皆さんが少しでも元気になる内容をお届けできれば嬉しいです!
理事長 水上潤哉