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産業医講習会:365日24時間のその先へ。地域医療と“持続可能な働き方”を考える
おはようございます。
多忙にしており、久しぶりの投稿になってしまいました。
先日、産業医の講習会に参加してきました。タイトルは「最近の労働衛生行政について」。
働き方改革、労災保険業務、労働災害防止計画などがテーマでしたが、中でも印象的だったのが、「医師の働き方改革」についての内容でした。
◆ 医師も“労働者”ですか?
医師の世界では、長時間労働や夜間・休日のオンコールはある意味「当たり前」になってきました。
ですが講義では、医師においても「診療」「研鑽」「宿日直」「副業」などの活動がすべて“労働時間”として把握されるべきである、という明確な指針が語られていました。
厚生労働省による医師の働き方改革について(クリックでリンク先へ)
副業兼業等について、詳しく知りたい方はこちら(厚労省資料)👉 医師の働き方改革特設ページ
◆ かつては“年200日”の24時間対応でした
私たちのように在宅医療を担うクリニックでは、24時間365日対応が求められます。
私自身も数年前までは、1人で200日以上、電話番から深夜の往診、看取り、そしてそのまま朝から外来へ――という毎日でした。
“医師はそういうものでしょ?”と思う方もいるかもしれませんが、やはり身体はひとつ、心もひとつ。
続けていくには「仕組み」や「支え合い」が必要なのだと実感しています。
◆ 地域に必要な医療体制を「持続可能」に
今はスタッフや仲間に助けられながら、24時間体制もチームで担えるようになってきました。
でもこれは偶然でも奇跡でもなく、“地域で仕組みを作る”ことで成り立っています。
これからは「1人がすべて背負う」時代ではなく、「皆で持ち寄る」医療の形へ。
小さな診療所からでも、その輪は広げていけるのだと信じています。
◆ 最後に:今日も元気に一歩ずつ!
どんなに忙しくても、電話が鳴っても、患者さんの「ありがとう」に支えられてここまで来ました。
でも、「がんばり続ける」のではなく「続けていけるように整える」ことも、立派な医師の仕事だと思うのです。
皆様も1日、無理しすぎず、地域の誰かのために、笑顔でいきましょう☺️
私世代の働く男といえばこちらの曲ですね!
いつも僕はひとりきり、フロに入って寝るだけ
いつも僕はひとりきり、明日のために寝るだけ
夜通し働き続けるとまさにこの状態になります。
色んな職種で夜勤経験者はいますと思うけど、やったことある人しかこの大変さがなかなかわかってもらえないんですよね、、、
院長 水上潤哉