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講演会の司会、コーディネーターを務めました。「ひとりじゃない:地域が支える”身寄りのない方”への医療・介護支援とその未来」
本日は日曜日ですが、アリオ橋本の開店と同時に、10時から診療を行っております。
午前中は混み合うことがありますので、体調にもよりますが、急病診療レベルの内科はメディカルセンター等へもご相談ください。
皮膚科の診療は午後が明らかに待ち時間が短いので、16時以降はほぼ待ち時間がないことが多いです。
初診、再診問わず、夕方16時以降の受診をお勧めいたします。
昨日は相模原市主催の医療介護連携事例等発表会で、司会、コーディネーターを昨年に引き続き務めました。
相模原市の医療介護連携推進に関する研修会のリンク
地域社会における”身寄りがない方”への支援の現状と課題について深く考える機会をいただきました。
テーマは「身寄りがない方への支援」。
独居の高齢者、疎遠な家族との関係にある方々が増加する中、私たちはどのようにして彼らを支えていくべきか、多様な専門職の方々の意見を伺いながら議論が行われました。
身寄りがない方々が抱える問題は、医療だけでなく、生活全般におよびます。
例えば、孤独感や不安から体調不良を訴える方、医療や介護の場での意思決定に困難を感じる方が少なくありません。
身寄りがいないため、急な病気や入院時に誰が世話をするのか、退院後の生活支援をどうするのか、そうした不安が伴います。
また、医療・介護の場面で意思決定の際に、家族がいないと情報共有やサポートが欠如し、結果として適切なケアを受けにくいという課題もあります。
発表会でお話しいただいた訪問看護師やケアマネジャー、コミュニティソーシャルワーカーの方々は、日々の支援の現場で、こうした課題に直面しています。
病院ソーシャルワーカーの方からは、退院後の生活支援計画の難しさが語られました。
訪問薬剤師の方は薬の管理が難しい状況にある患者さんのサポート、コミュニティソーシャルワーカーは地域全体での見守りといった新たな試みの必要性について話されました。
こうした職種が連携し、ひとりひとりに合わせた柔軟な支援が求められるのです。
私たちは、医療や介護の枠を越え、地域全体で支えるシステムを構築していく必要があります。身寄りがない方々が抱える問題は、個人だけでなく社会全体の課題です。この課題の解決には、地域での支え合い、相互のコミュニケーション、そして私たち医療者・介護者の連携が不可欠です。
当法人では外来診療から、通院できなくなった方へは訪問診療を行い、途切れない医療支援を目指して診療を行っております。
私自身が相模原市医師会の役員として、本講演会のような研修会の企画、相模原市における医療政策に日々現場の課題、市民の豊かな生活、人生を過ごせるよう、これからも提案して行きたいと思います。
皆さまがこのブログを通じて、身寄りがない方々への支援に関する課題とその重要性を少しでも感じ取っていただければと思います。地域全体で支え合い、未来を共に築く力となれることを願っています。
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さて、昨日はGoogleへの投稿でお叱りと星1の口コミをいただくことがありました。
当法人では、以前から土曜日も定期的に訪問診療を行っております。日曜日、祝日や夜間の時間帯は緊急時の対応のみ行っております。
昨日は訪問で伺った際に団地内の緊急車両等が走行する際の場所に往診車をスタッフが停めてしまったようで、ご指摘を受けて、丁重にお礼を申し上げるとともに、すぐに車両を移動したようです。
近隣の住民の方へご迷惑をおかけして誠に申し訳ございませんでした。
口コミ投稿からすぐにスタッフへ状況を聞き取り、訪問先のご家庭から伺っていた駐車場所でご注意を受けたこと、ならびに今後の訪問時の駐車場所等を確認し、敷地内に臨時駐車場をお借りできることを確認しましたので、今後はこのようなことのないよう、スタッフ一同で情報共有をはかり、近隣の方にご迷惑をかけず、患者様は診療の支援を続けてまいります。
また、一方で、医療機関や医療従事者に対する匿名での誹謗中傷は、社会的に許されるべきではありません。
医療従事者は患者さんに寄り添い、安心できる場を提供しようと尽力しています。匿名の批判はその努力を傷つけるだけでなく、医療を必要とする多くの方々にとっての安全な場を脅かします。
医療の信頼関係を守り、健全な医療・介護が提供され続けるためには、正当な評価と建設的な対話が重要です。
今回の頂戴しましたコメントにあります通り、当院の医療従事者の容貌や、その容姿によって診療の腕がしれるとのこと、土曜日に診療しているスタッフのレベルが低いとのコメントは到底看過されるものではありません。
当該スタッフがこれからも医療に携わっていくためにも、責任者として私から然るべき対応をとらせていただきます。
平日に仕事等で診療に同席できない家族が、土曜日の診療を希望されることは多々あります。
土曜日に勤務しているスタッフは週末家族と過ごす時間とは別に勤務をしており、一般的な週休2日とは異なる働き方をしています。
私も子育て中で、今でこそ土日に休みをいただいていることも多いですが、コロナ禍においては土日も祝日も発熱外来で診療を行い、夜間も含めて年末年始も休みなく、自宅療養者への往診、在宅酸素の設置、治療を行っていました。
土曜日に働いている医師やスタッフのレベルが低い?
同じ医療従事者としてあり得ないとのことですが、私自身大学病院での勤務や病棟、救急診療等、24時間のオンコール体制で診療している医療従事者であればこのような発言はでてこないのではないか、と思います。
土曜日や日曜日でなくては受診しにくい、診療をうけられない人がいるからこそ、私をはじめ、思いを同じく持っているスタッフが、土曜日や日曜日も診療を行っているのです。特に外来診療は混雑してしまい、待ち時間が長くなっていることについては申し訳なく思いますが。
駐車の件は、ご指摘のとおり私たちの誤りであり、投稿者様だけでなく、近隣の方への配慮が不足していたことは否めません。引き続きこのようなことが起こらないよう、スタッフの教育、対応等しっかり行います。
しかしながら、上記の一方的なコメントや同業者であればなおさら、信じがたい発言をされたことにたいしては、当法人顧問弁護士また関係諸団体に照会させていただくことをご承知ください。
毎回ブログをお読みになられている方には、少し残念な内容になってしまいまして申し訳ございません。
Googleの口コミは年々低下して、かなり低くなっておりますが、現在かかりつけの方や地域の方からの信頼もあり、星の数の割には混み合っているかと思います。
私も以前のように全てにコメントしても仕方がないような口コミの内容が多くなってきたので、一つ一つに返信をしておりませんが、中には誹謗中傷等ではなく、かかりつけのクリニックだからこそ、真摯なご意見、叱咤激励をいただいていることも十分把握しております。
私は何を言われても、地域のために信じて行っていること、信念がありますので、あまり人の噂を気にしないのですが、スタッフは人それぞれですので、やはり書かれた内容によってはかなり気にする者もいます。
お互い人間ですから、匿名だからなんでも書いて良いというわけでなく、もし本当に意見があれば、実名で書かれてはいかがでしょうか。
私はもちろん人間ですので、間違えてしまうことはあります。医師としての間違いは時に命に関わる可能性もあることから、間違いが起こらないよう細心の注意をはらって診療や病状説明を行っているつもりです。
私は完全な人間ではありませんし、これからも地域の方々にご指導いただきながら、地域に必要な医療機関、医療従事者を育てて行きたいと思います。
いつも私だけでなく、スタッフへ温かいお言葉をかけてくださる皆様に感謝申し上げます。
というわけで、祭りやみんなでワイワイゲームなどするときはこんな曲でいかがでしょうか。
本日もよい1日をお過ごしください。
院長 水上潤哉