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「地域と共に歩む医師が選んだ道:農場ボランティア活動の記録」赤ひげ大賞功労賞(2)
**赤ひげ大賞受賞の裏で:地域と繋がる農場ボランティア活動**
先日、ありがたいことに日本医師会から赤ひげ大賞功労賞を受賞いたしました。受賞にあたり、多くの方々から温かいお言葉をいただき、心から感謝しています。
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今日は、私がこの賞をいただくに至った一つの理由である「さがみはら認知症サポーターネットワーク」、通称「さがサポ」でのボランティア活動についてお話ししたいと思います。
と、畠のことを紹介したいのもやまやまですが、台風10号🌀の猛威にも注意しなければなりません。
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**さがサポとは?**
「さがサポ」は、認知症を抱える方々やその家族を支援するために、地域全体で協力し合うネットワークです。この活動に共感し、私は不定期ではありますが、農場でのボランティア活動に参加しています。農場では、認知症の方々やそのご家族、そして地域の方々と共に畑仕事を行い、収穫の喜びを分かち合う機会を持っています。
**農場ボランティアの魅力**
農場でのボランティア活動は、私にとって大切な時間です。土に触れ、植物を育てる過程で、心が穏やかになると同時に、自然と向き合うことで日常のストレスが軽減されるのを感じます。
また、認知症の方々にとっても、畑仕事はリハビリの一環として非常に有意義です。手を動かし、身体を動かすことで、心身の健康維持につながりますし、何よりも「収穫」という目に見える成果を得ることで、達成感を味わうことができるのです。
**ボランティア活動が医療に与える影響**
このような地域でのボランティア活動は、私の医療活動にも大きな影響を与えています。診療室では見ることのできない、患者さんの日頃の表情や、生活の一部を知ることで、より一層寄り添った医療を提供できるようになりました。
医師としての視点だけでなく、地域の一員としての視点を持つことで、より包括的な支援が可能になると感じています。
**最後に**
受賞は大変光栄なことですが、何よりも地域の皆さんと一緒に歩んできたこの活動が評価されたことが嬉しいです。
これからも、地域の皆さんと共に歩み続け、少しでも多くの方々に安心して暮らしていただけるよう、努力してまいります。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
院長 水上潤哉