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心ないコメントをなくして、皆で話し合えるように!オリンピック選手への応援マナー」
### パリ五輪と誹謗中傷:
パリオリンピックが始まり、日本人選手の活躍が連日報道され、多くの人々が熱狂しています。しかし、その一方で、成績不振の選手に対する誹謗中傷が大きな社会問題となっています。今回は、オリンピックにおける誹謗中傷の現状ついて考えてみましょう。
#### オリンピック選手への誹謗中傷
オリンピック期間中、多くの選手がSNS上で心ないコメントにさらされています。例えば、バスケットボールの河村勇輝選手がフランス戦でのファウル判定をめぐり、多くの誹謗中傷を受けています。
〖男子バスケ〗河村ファウル判定問題、止まらぬSNS「誹謗中傷被害」 女性審判に続きFIBAインスタも被害: J-CAST ニュース]
また、柔道女子57キロ級で金メダルを獲得した出口クリスタ選手にも国籍に関する心ない言葉が投げかけられました。
#### 医療機関への誹謗中傷とその対策
誹謗中傷はオリンピック選手だけでなく、医療機関にも及んでいます。特に、新型コロナウイルスの感染拡大以降、医療従事者や病院に対する誹謗中傷が増加しています。Googleのレビュー機能を利用した誹謗中傷も問題となっており、一部の病院や医師が法的措置を取るケースも増えています。
総務省は、インターネット上の誹謗中傷に対する規制を強化しています。プロバイダー責任制限法の改正により、投稿者の情報開示が簡略化され、誹謗中傷の加害者を特定しやすくなりました。
クチコミなどの投稿についてグーグルはユーザーに禁止の基準を示しています。
具体的には実際の経験や情報に基づいていない投稿、意図的な虚偽情報の投稿、中傷的な表現や個人攻撃不正確なコンテンツなどとしています。(NHK、医療機関によるGoogle訴訟報道より抜粋)
#### 誹謗中傷の影響とその対策
誹謗中傷は今活躍されているオリンピック選手や、わたしたち医療従事者の精神的な健康に大きな影響を与えます。多くの人々がこの問題に対する不安を抱えています。
SNSは情報共有の場として非常に有益ですが、その反面、匿名性が高いため、誹謗中傷が広がりやすいという問題もあります。
誹謗中傷をなくすためには、法的対策だけでなく、私たち一人ひとりの意識改革も必要です。以下のポイントを心がけることが大切です。
1. **批判と誹謗中傷の違いを理解する**:建設的な批判は必要ですが、個人攻撃は許されません。
2. **匿名の力を悪用しない**:自分の発言に責任を持ち、他人を傷つける言葉は慎むべきです。
3. **他者の気持ちを尊重する**:選手や医療従事者も人間です。彼らの努力や苦労を理解し、尊重しましょう。
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パリオリンピックでの誹謗中傷は深刻な問題ですが、法的対策と個々人の意識改革によって解決に向かうことができます。選手や医療従事者が安心して活動できる環境を作るために、私たち一人ひとりが誹謗中傷をなくす努力を続けていきましょう。
当法人に関しましては、職員やまたその家族に対する具体的な誹謗中傷、耐え難い精神的苦痛等を伴う場合、一人一人の生活を守るため、顧問弁護士と相談し、必要な対応を行ってまいります。
私たちも誹謗中傷ではなく、診療に対していただいたご意見を真摯に受け止めて、地域に必要な医療を提供できるように、また診療体制がさらに良くなるように、努力をしてまいります。
今後の課題は長い待ち時間への対応と支払い方法等を検討していきたいと思います。
院長 水上潤哉