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産業医ってなんですか?明日は祝日ですが、朝10時から診療しています。
さて、連休中日になりますが、本日、明日の祝日ともに、みずじゅんクリニックの外来は朝10時から診療を行っております。
10時、15時の、午前午後の診療開始時間は受付の混雑もあり、待ち時間が長い傾向にあります。
休日は午後はかなり空くことが多く、特に皮膚科は16時以降の待ち時間がほぼないことも多いですので、受診の際は気をつけてお越しください。
産業医は、医学に関する専門的な立場から、職場の労働者の健康管理等を行う医師のことをいいます。
大学病院勤務時代に、産業医の資格を取得して、現在に至っております。
提携先の産業医としてはもちろん、当法人内でのスタッフの健康管理、労働環境の整備にも、こうした知識や経験を活かすようにしています。
オンライン業務と働き方改革における産業医の役割
現代の社会では、オンライン業務の普及や働き方改革によって、勤務のあり方が大きく変わってきています。私たち医療従事者にとって、これらの変化に対応するためには、労働衛生に関する最新の知識と実践が不可欠です。今回は、最近受けた産業医の研修会から得た知見を元に、労働衛生行政の最近の変化と、私たち産業医がどのように対応していくべきかをわかりやすく解説します。
#### 労働衛生行政の最近の変化
まず、労働衛生行政において大きな変化があった点として、オンライン業務に関するガイドラインの整備が挙げられます。これにより、リモートワークにおける労働環境の整備や健康管理の重要性が再認識されました。具体的には、以下のポイントが強調されています。
1. **作業環境の整備**: 自宅での作業環境が適切であることが重要です。これは、適切なデスクや椅子、照明の使用を推奨し、長時間の作業による身体的な負担を軽減することを目指しています。
2. **メンタルヘルスのケア**: リモートワークに伴う孤立感やストレスに対する対策が必要です。定期的なオンラインミーティングやコミュニケーションの促進が推奨されています。
3. **労働時間の管理**: オンライン業務では、労働時間の管理が難しくなることがあります。これに対して、明確な勤務時間の設定や休憩の推奨が求められています。
#### 産業医の役割
これらの変化に対して、産業医としてどのように対応するべきかを考えてみましょう。まず、従業員一人ひとりの健康状態を把握し、適切なアドバイスを提供することが重要です。また、企業と協力して、健康管理のための具体的な施策を導入することも求められます。
1. **健康診断の実施とフォローアップ**: リモートワークでも定期的な健康診断を実施し、必要に応じてフォローアップを行います。特にメンタルヘルスに関するチェックを強化し、早期発見と対応ができる体制を整えます。
2. **労働環境のアセスメント**: 自宅での作業環境を評価し、改善点を指導します。これには、適切なエルゴノミクスの導入や、作業姿勢の指導が含まれます。
3. **健康教育の推進**: オンラインでの健康教育プログラムを提供し、従業員が自主的に健康管理を行えるようサポートします。これには、ストレスマネジメントや運動の重要性についての教育が含まれます。
#### 最後に
働き方が変わる中で、産業医としての役割も進化していく必要があります。私たちは、最新の知識を取り入れつつ、従業員一人ひとりに寄り添ったサポートを提供していくことが求められます。労働衛生の専門家として、企業と従業員が健康で快適な働き方を実現できるよう、共に取り組んでいきたいと考えています。
まずは当法人内が、継続して働きやすい職場を目指して頑張っていきたいと思います。
理事長 水上潤哉