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コロナ自宅療養の方への酸素治療
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さて、本日はコロナ感染のため、ご自宅で療養中の方へ夜間に往診を行いました。
新型コロナウイルス感染症に罹患、食事がなかなか進まず、指で測る酸素飽和度がなかなか上がらない(SpO2:92%)ため、保健所より往診依頼となった患者様です。
ご高齢ということもあり、ほぼ寝たきり状態となっていて、食欲低下、衰弱している状況でした。
ご本人様は食事がすすまない以外の訴えはありませんでしたが、聴診上、肺炎の合併が疑われました。
療養中3回程度、救急要請をしたようですが、受け入れ病院がないことや、電話のみでそのまま自宅療養の継続を指示されたとのことで、大変不安を持っていらっしゃいました。
本日は入院ができないとのことで、自宅での治療として、在宅酸素を設置し、万が一の場合は再度救急要請をするよう説明して診察終了としました。
現在、陽性者の数はやや減ってきた印象ですが、高齢者の陽性者や、重症患者数が増加しているように感じます。
ご高齢の方は重症にならずとも、新型コロナウイルスに罹患後は体力や身体機能の低下を引き起こすことがあり、罹患前と比べて、その後の生活へ影響を及ぼす可能性があります。
まだ感染の終わりが見えない中、引き続き感染対策を講じて、日々の生活を送っていただければと思います。
院長 水上潤哉