ブログ

「増えるウイルス性感染症と花粉症対策」
皆さん、おはようございます。
季節の変わり目で体調を崩しやすい時期ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
1. 最近の診療状況
昨日は木曜日で、近隣の医療機関がお休みだったこともあり、当クリニックには発熱の患者さんが多く来院されました。
抗原検査の結果、インフルエンザと新型コロナウイルスの両方が陰性の方が多く、ヒトメタニューモウイルス(hMPV)などのウイルス性感冒が疑われるケースが増えている印象です。
2. ヒトメタニューモウイルスとは?
ヒトメタニューモウイルスは、主に3月から6月にかけて流行するウイルスで、特に乳幼児や高齢者の間で感染が広がります。
症状としては、発熱、咳、鼻水などが見られ、重症化すると気管支炎や肺炎を引き起こすこともあります。
感染経路は飛沫感染や接触感染が主で、手洗いやマスクの着用が予防に効果的です。
3. 皮膚科の診療状況と花粉症対策
一方、皮膚科の診療は比較的空いており、待ち時間は30分以内と受診しやすい状況です。
現在、花粉症のシーズンでもあり、皮膚科では抗ヒスタミン薬や点鼻薬の処方も行っています。
花粉症による皮膚のかゆみや湿疹などでお困りの方は、お気軽にご相談ください。
4. インフルエンザの動向と注意点
インフルエンザの流行は徐々に落ち着きを見せていますが、子供の間でインフルエンザ脳症や重症化するケースも報告されています。(NHKニュースより)
インフルエンザ脳症は、発熱後数時間から1日以内にけいれんや意識障害、異常行動などの神経症状が現れることが特徴です。
早期の対応が重要となりますので、お子さんの様子に異変を感じたら、すぐに医療機関を受診してください。
5. 予防と対策
これからの季節、ウイルス性感染症や花粉症が増える時期です。手洗いやマスクの着用、適度な湿度の維持など、基本的な感染予防策を徹底しましょう。
また、花粉症の症状が出始めたら、早めに医療機関で相談し、適切な治療を受けることをおすすめします。
皆さんが健康で快適に過ごせるよう、当クリニックでは引き続きサポートしてまいります。何か気になる症状やご相談がありましたら、いつでもお気軽にお越しください。
最後に、インフルエンザ脳症に関する最新の情報をお伝えする動画がありますので、ぜひご覧ください。
受験が始まった学生さんも多いかと思います。
毎週金曜日はきますが、皆さんにとって、明るく、幸せな1日となりますように!
みずじゅんクリニック
院長 水上潤哉