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「感染症が落ち着いたら、花粉症対策を!森永卓郎さんへのお悔やみと膵臓がん・原発不明がんの解説」
感染症が落ち着き、診療がスムーズに!花粉症の相談も増えています
1月下旬に入り、インフルエンザや風邪といった感染症が、橋本近隣では少しずつ落ち着きを見せ始めています。
その影響で内科の待ち時間も短くなり、花粉症の診療を希望される患者さんが増えています。今年は1月中旬からスギ花粉の飛散が始まったとの報道もあり、目や鼻の症状を訴える方が多いです。
花粉症は早めの治療が大切です。
症状が出る前から抗アレルギー薬を服用することで、ピーク時の症状を抑えられる可能性があります。
特に「毎年つらい」という方には、早めの相談をおすすめします。当院でも相談を受け付けていますので、ぜひお気軽にご来院ください。
森永卓郎さんのご逝去に寄せて
経済アナリストとして知られる森永卓郎さんが、膵臓がんおよび原発不明がんの闘病の末、亡くなられたとのニュースが報じられました。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
森永さんは、日本の経済や社会問題について多くの人に考えさせる視点を提供されていました。生活に活かせる経済学などわかりやすく説明されていました。
膵臓がん・原発不明がんとは?
森永さんの病名として挙げられた「膵臓がん」や「原発不明がん」について、簡単に解説します。
膵臓がんとは?
膵臓がんは「沈黙のがん」とも呼ばれ、自覚症状が出にくいのが特徴です。
発見が遅れることが多く、進行してから診断されるケースが少なくありません。膵臓がんの代表的な症状には、以下があります:
• 腹部や背中の痛み
• 食欲不振
• 黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなる)
早期発見には、定期的な健康診断や画像検査が重要です。
原発不明がんとは?
原発不明がんとは、転移したがんが見つかるものの、どの臓器から発生したのか(原発巣)が特定できない状態を指します。
通常のがん治療よりも診断や治療が難しい場合が多いですが、近年では分子標的薬などの進歩により治療の可能性も広がっています。
がん治療は早期発見が鍵ですが、進行してしまった場合でも、今では多くの選択肢があることを知っていただきたいです。
健康を守るためにできること
感染症が落ち着いた今、定期的な健康診断を受ける絶好の機会です。
膵臓がんのような自覚症状が少ない病気ほど、早めのチェックが大切です。
また、花粉症でつらい季節を迎える前に、症状を軽くする準備を進めてみませんか?
「自分の健康を守るのは、自分自身の一歩から」と言われるように、些細な体調の変化にも気づけるよう心がけてみましょう。
1月の終わり、感染症が落ち着いてくると、少し気持ちに余裕が出てきますよね。
新しい季節に向けて、花粉症や健康チェックで準備を始めてみてください。
これからも当院では、地域の皆さまの健康を全力でサポートしていきます。お困りのことがあれば、いつでもご相談ください。
【参考リンク】
• 膵臓がんについて(国立がん研究センター)
• 森永卓郎さん訃報(ニュース記事)
みずじゅんクリニック 院長
水上潤哉